僕だって花だぞ。


ぶらぁ~んとぶら下がってるのは、

なんと、花。

尾状花序の雄花。

雌花は、その付け根あたりにひっそりと咲く。

芽鱗に包まれたまま、赤い頭だけ、ちょこっと出して。

受粉して、秋には実が生る。

皆さん、ご存知、へーゼルナッツ。

和名は、ハシバミ。

写真は、ムラサキセイヨウハシバミ。

もうちょっとしたら、葉っぱが展開しはじめる。

その葉っぱが紫色。だから、紫西洋ハシバミ。

こ―ゆー木を、雌雄同株と言います。

一本の木の中に、男と女がいるんだね。

相手をさがす手間が省けていいな。

自分の中で、全てが完結するんだ。

でも、なんか、つまらなそうだな・・・


雌雄異株というのも、もちろん、あります。

というより、樹木界では、そっちのほうが圧倒的に多い。

有名なのはイチョウ。

雄も、雌も、両方とも花を咲かせるけど、

ギンナンが生るのは雌の木だけ。

雄と雌の区別は、外見からでは、判別がつかない場合が多い。

実が付いてから、初めて、わかったりする。